ミュージカル
ミュージカルは、通常の演劇ストレートプレイの中に演出として劇中歌が入っているものとは異なる。
芝居、歌、ダンスがそれぞれ独立したものでなく、一体となって劇的効果を高めているのがミュージカルの特徴である。
全編を通じて一貫したストーリーが進行するブックミュージカルと、ストーリーが無いブックレスミュージカル(またはコンセプトミュージカル)がある。通常ミュージカルと言えば、大半はブックミュージカルを指す。代表作としては、『マイ・フェア・レディ』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』、『サウンド・オブ・ミュージック』、『ショウ・ボート』、『キス・ミー・ケイト』、『エニシングゴーズ』などがある。ブックレスミュージカルの代表例としては『キャッツ (ミュージカル) CATS』や『コーラスライン』などがある。
ミュージカル南十字星
ミュージカル南十字星は、劇団四季のミュージカル作品。浅利慶太の演出により2004年に初演された。以後、断続的に上演されている。
太平洋戦争中の日本によるインドネシア進駐と軍政統治、そして歴史的には合法性が疑問視されるBC級戦犯裁判において無実の罪で裁かれた日本軍将兵の悲劇を描いた、史実を踏まえたフィクション。演出として、水とインドネシアの(というよりバリ島の)伝統芸能を作中で多用しているのが特徴の一つ。水は、三毛作が標準であるインドネシアの稲作農業、ひいてはインドネシアをイメージして利用していると思われる。
本作は劇団四季の昭和三部作と呼ばれる作品群の一つ(残り二作は「ミュージカル李香蘭」と「ミュージカル異国の丘」)。但し、姉妹作の異国の丘においては九重首相と架空名にされていた近衛文麿首相は、本作品では(ナレーションで)本名で呼ばれており、三部作で作品世界がリンクしているわけではない。あくまでも「昭和の戦争」を描いた三部作という意味である。
ミュージカル映画
ミュージカル映画(英語 英:”Musical film”)とは、映画のジャンルの一つで、物語に混在して俳優が歌を歌う形式を指す。一般的に歌によって筋を発展させたり、映画上の配役を特徴付けたりする。ミュージカル映画のサブジャンルはミュージカルコメディであり、通常の音楽、ダンス、筋書きに加えて、強いユーモアの要素を持つ。
ミュージカル映画は、1920年代末期にトーキーが発明され、映画に音楽をあわせることが可能となったことを期に出現した。最初のトーキーとされるアル・ジョルスン主演の『ジャズ・シンガー』(1927) からして、音楽映画である。当初は舞台作品をそのまま映画にしたものが多かったが、天才的な振付師であるバスビー・バークレイの登場以後、映画ならではの演出・特撮・カット割りを駆使した、舞台とは異なったアプローチが試みられるようになり、独自の発達を遂げた。
ミュージカル李香蘭
ミュージカル李香蘭(ミュージカルりこうらん)は、国際女優・山口淑子(やまぐちよしこ)の半生に焦点をあてたミュージカル作品。浅利慶太の演出により劇団四季が断続的に上演している。劇団四季の昭和三部作と呼ばれる作品群の一つ(残り二作は「ミュージカル異国の丘」と「ミュージカル南十字星」)。
山口淑子は李香蘭の芸名を持ち、戦前は中国人と思われていた。第二次世界大戦の終結に伴い中華民国政府により漢奸裁判にかけられたが、その顛末を描いている。原作は山口淑子らによる『李香蘭 私の半生』。
川島芳子を狂言回しとして、歴史背景を解説しつつ李香蘭の半生を描くというスタイルは、アンドルー・ロイド・ウェバー アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカル作品『エビータ』の影響を受けたものと思われる。
ミュージカルソー
『ミュージックソー』より : ミュージックソーは、体鳴楽器のひとつ。「ミュージカル・ソウ」(英: Musical saw)、「シンギング・ソウ」(英: Singing saw)とも呼ばれる。
鋸 西洋鋸によく似ているが、刃は付いていないか、付いていても目立てされていないので切断に用いることはできない。
一般的な奏法は
奏者はイスに腰をかけて鋸のハンドル部分を両膝ではさみ右手もしくは左手で台形をした鉄板部分の先端をつまむ
このとき刃の付いている楽器ではそれを自分の方にむけておく
空いた手に撥(マレット)またはヴァイオリン等の弓 (楽器) 弓を持つ
鉄板部分を持った指に力を入れて鉄板をたわませ、S字カーブを描くよう曲げる
ミュージカル異国の丘
ミュージカル異国の丘は、西木正明の『夢顔さんによろしく』に想を得た浅利慶太の演出により、劇団四季が断続的に上演しているミュージカル作品。主人公の九重秀隆は近衛文隆をモデルとし、実際に近衛文隆により試みられた和平工作事件を素材に物語が構築されている。劇団四季の昭和三部作と呼ばれる作品群の一つ(残り二作は「ミュージカル李香蘭」と「ミュージカル南十字星」)。
企画・演出・美術:浅利慶太
台本:浅利慶太、湯川裕光、羽鳥三実広
作曲:三木たかし、吉田 正、近衛文隆
作詞:浅利慶太、岩谷時子、荒木とよひさ、松田宏一、増田幸治、佐伯孝夫(補作詞)、越智登喜男
ミュージカル少女
ミュージカル少女(みゅーじかるしょうじょ)とは概ね高校生以下のミュージカル出演を中心に活躍する少女の総称で、インターネットの普及によって使われ始めた用語である。
1986年にミュージカル『アニー』の日本テレビ版が上演され、ジュニアミュージカルがジャンルとして確立して以降、一部の子役ファンに注目されてきたが、1991年にアイドル的なメディアミックスを伴った南青山少女歌劇団が結成されると、大きなブームメントには至らなかったが、イベント好きのアイドルファンにも注目されるようになった。2000年代に入りジュニアアイドルの人気が定着すると、一つのアイドルの形として認知されるようになった。